東京都職員採用

都庁の仕事
(各局紹介)

都庁の仕事:7分野

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総務局

4万人規模の都庁を機能させて、
1,400万人規模の都民の暮らしを
支えていく。

総務局

事業概要

総務局は都政の総合調整を担い、都庁組織や各局の事業を支えています。
総務局の機能は大きく次の4つに分けられます。

  • 都政運営の基盤となる制度・機能の整備・提供
    条例立案や法規の解釈・運用/争訟対応/都庁の行政改革の推進 など
  • 職員の人事・労務管理を支える制度の整備・提供
    職員採用、人事配置/人事制度の企画立案/人材育成 など
  • 地方行財政に関する事務
    区市町村の行財政運営に関する助言・連絡調整
  • 都政の基幹的な事業の実施・各局事業の調整
    防災・危機管理/東日本大震災にともなう被災地支援/各種統計調査の実施・統計分析/人権施策の推進/
    東京都公立大学法人の運営支援/多摩島しょ地域の振興

1.都の防災対策の推進

都は、首都直下地震や集中豪雨などの自然災害のほか、大規模テロ、新型インフルエンザなどのさまざまな危機に直面しています。総務局では、これらの危機から都民の生命・財産と首都機能を守るために、平常時から災害に備えた危機管理体制を整備するとともに、「東京都地域防災計画」など防災に関する計画の策定・修正、区市町村などと連携した防災訓練の実施、「東京防災」を活用した都民一人ひとりの防災意識の向上など、防災力の強化に取り組んでいます。また、発災時には一人でも多くの都民を救うため、警察・消防・自衛隊などの防災関係機関や、民間事業者などとも連携を図り、応急対策に取り組みます。

平成30年度 東京都・中央区・港区合同総合防災訓練

令和元年度 東京都・多摩市
合同総合防災訓練

2.島しょ地域における総合行政の実施

大島、三宅島、八丈島、小笠原諸島には、それぞれ支庁(総務局所管)が設置されています。支庁は、「総合地方行政機関(地方自治法155条)」として位置づけられており、その管轄区域内において、知事の権限に属する事務をほぼ全面的に処理しています。住民福祉や島の基盤整備、都税賦課徴収、産業振興など、各局の業務が幅広く展開されており、まさに「ミニ都庁」と言える存在です。また、平成12年に発生した三宅島噴火災害や平成25年に発生した大島町の土砂災害に対して、生活再建に取り組む島民を支えるべく、道路、港、砂防施設の整備を行い、島しょ地域の復興と活性化に取り組んでいます。
「ミニ都庁」と呼ばれる支庁には、若手職員(赴任期間は約3年)も多数配属されており、自然に囲まれ、島民との触れ合いを大切にしながら、日々活躍しています。職住が近接した島内では、行政の最前線である「現場」に身を置くことで、多様な経験を積み、東京都職員として大きく成長することができます。

3.都庁改革の推進

総務局では効率的な行政の実現のために、都庁組織や業務遂行の改革を先頭に立って進めています。現在は、改革の3原則である「都民ファースト」、「情報公開」、「賢い支出」に基づき、これまでの組織、制度、政策の全てを包括的に見直すことで東京の持続的発展を支える都庁の機能強化を図る「2020改革」に取り組んでいます。さらに、AI、IoTの進展など、都庁内外の劇的な状況変化を踏まえ、長期的な視点に立ちながら、これまでの延長線上ではない、新たな都政改革を進めていきます。
総務局では、都庁全体の人事管理全般も所管しており、真に首都公務員にふさわしい職員の採用や、都庁という巨大組織を支える職員一人ひとりを育成するための効果的な研修の実施、ライフ・ワーク・バランスの実現に向けた取組などを実施しています。さらに、職員がそれぞれの能力を最大限に発揮してやりがいを持って働ける人事考課制度の整備・新たな昇給制度の導入などを進め、職員のさらなる意欲を引き出す人事制度改革に取り組んでいます。

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CONTENTS

人を知る

職員紹介

「備えよ常に!」の精神で、臨機応変に対応できる職員に! 成瀬 沙知 総務局 総合防災部 防災対策課 【事務】2016年入都 政治経済学部 経済学科

令和4年3月時点

入都動機・きっかけ

就職を考えたとき、公務員の中でも多様な行政分野でキャリアアップができる都道府県職員の仕事に漠然と興味を持ちました。私は東京出身ではなく、都庁以外に地元の自治体も併願していました。その中でも、東京都では現場での地域密着の仕事から、他自治体や国に影響を及ぼすような仕事まで幅広い分野に携われることに魅力を感じ、最終的に東京都を選びました。

成瀬 沙知

今の部署の仕事について

成瀬 沙知

私が所属する防災対策課では、平時には災害に備えて気象情報の収集や訓練を実施し、災害発生時には防災関係機関や区市町村等と連携し、被害状況の収集や被災地域への人的・物的支援に係る調整を行っています。東京都では都内で震度6弱の地震が発生した場合、災害対策本部を設置し、全庁的に災害対応を実施することとなっています。その中で、私は発災時に参集した職員が誰でも円滑に災害対応を実施できるように、初動対応マニュアルの整備を担当しています。また、災害対応要員向けの訓練を実施し、マニュアルを検証するとともに災害対応要員の能力向上を図っています。私自身も災害対策住宅に居住しており、年間の約半分は都庁近傍で待機し、常に災害に備えています。

島しょ勤務での仕事内容

入都1年目から3年目まで所属していた三宅支庁の産業課では、三宅島及び御蔵島の商業・観光業・農業・林業・水産業等を支援する取組を行っています。その中でも、私は商工業・観光振興に関わる仕事を担当していました。三宅支庁が所管する御蔵島には、イルカが生息しており、イルカウォッチングを目的とする観光客が多く訪れます。イルカウォッチングを行う際は、都が認定した自然ガイドが同行する必要があり、私は自然ガイド養成講習会の実施など、ガイド認定に関わる業務を実施していました。また、観光協会や商工会と連携して観光イベントの開催や観光冊子を作成し、三宅島のPRを行っていました。

島しょで働く魅力

島しょ地域に設置されている支庁は「ミニ都庁」とも呼ばれ、都庁各局の業務を行っています。島しょで勤務する魅力として、東京都の幅広い業務を経験できるところがあります。私は島しょで総務局、産業労働局、環境局といった複数の局の事業に携わることができました。総務局配属でありながらも、他局の業務にも従事する機会があり、様々な職種の職員と仕事をすることで、広い視野を身につけることができます。また、島しょでの生活は職住近接で通勤時間がかからず、内地と比較して自由な時間が多く持てることも魅力の一つです。仕事終わりに海で泳いだり、スポーツを楽しんだり、ライフワークバランスの取れた生活を送ることができます。

成瀬 沙知

働いて実感する魅力と
やりがい、将来像

都庁の仕事には様々なフィールドがあり、多種多様な業務に携わることができます。島しょ勤務の時には、島民と一体となってイベントの企画・運営や観光冊子の作成を行うことで、島民の生の声を聴きながら、地域に根差した仕事ができることが魅力でした。一方、現在の防災に関わる仕事では、自分が行った災害対応がニュースで報道されることもあり、自分の仕事が誰かの役に立っているということが実感でき、とてもやりがいを感じます。今後は、今まで経験したことのない分野に携わり、東京都職員として広い視野を身につけたいと思います。

ある1日の流れ

出勤
メールチェックや気象情報の収集

初動対応訓練
首都直下型地震を想定した訓練を実施

昼食

担当内定例会
担当内で1週間のスケジュールや業務の報告を実施

打合せ
災害対応を行った後は、意見交換を実施し、オペレーションの改善を図る

資料作成
災害対策住宅入居者向けの説明会資料を作成

退勤

経歴

2016年
入都
総務局 三宅支庁 産業課 商工担当
商工業・観光振興に係る事務
2019年
総務局 総合防災部 防災対策課 運用担当
災害応急対策の推進