

都庁の仕事
(各局紹介)
監査委員は、都が実施する各種の事業が経済的、効率的、効果的に運営されているかどうか、財務会計事務が正しく行われているかどうかなど、知事から独立した立場で監査しています。
監査事務局職員は、この監査委員の職務を補佐しています。主要監査の内容は以下の通りです。
1.定例監査
事務の執行や事業の管理など、都の行財政全般にわたって、適正かつ効率的に行われているかどうかを監査します。
2.工事監査
都が行う工事について、不経済な支出や施工不良がないかどうかを技術面から監査します。
3.財政援助団体等監査
都から補助や出資を受けている団体などが、その目的に沿って適切に補助金や出資金を使っているかどうかを監査します。
4.行政監査
特定の事務・事業を選び、主として経済性、効率性、有効性の観点から監査します。
5.決算審査
知事などが作成した決算書の数値が正しいか、予算の執行が適正で効率的に行われているかなどを審査します。
6.住民の請求による監査
都民の方の請求により、知事などの行った財務会計行為などが違法・不当かどうかを監査します。
CONTENTS
令和7年3月時点
東京都は、他の自治体にはない財政規模であったり、先進的な事例を他の自治体に先駆けて発信したりするなど、スケールの大きさやスピード感があり、そこに魅力を感じていました。特に、グローバル人材の育成やキャリア教育の推進といった教育分野の事業に興味を持ち、職員として事業に携わりたいという気持ちが強く、入都を決意しました。
「都民の方々の貴重な税金が無駄遣いされていないか」、「都のそれぞれの事業が所期の目的を達成しているか、効果を上げているか」等といった観点から監査を行っています。監査を行った後は報告書を作成し、監査事務局内で内容を調整します。その後、監査委員へ報告書の内容を説明し、質疑応答が行われます。内容が了承されると、報告書がホームページなどで公表されます。
デジタル技術活用監査の推進プロジェクトに携わっていることです。このプロジェクトでは、データ分析ツールの導入により、監査事務の一部作業を自動化するとともに、データ分析の結果を監査対象の選定に反映しています。従来、監査対象の選定は、職員が手作業で行っていましたため、効率的・効果的な監査を実現するための取組として印象に残っています。
東京都は仕事内容も多岐にわたりますが、人材も多岐にわたると感じます。大学を卒業して入都する人、民間企業を経験して入都する人、他の自治体を経験して入都する人など、様々な経験を持った職員がたくさんいます。色々な人の考え方や仕事への思いを聞くことで、新たな視点を発見できたり、自分も負けていられない・やってやろうなど、日々刺激を受けるとともに自分自身の成長を感じることができる職場というのが大きな魅力の一つです。今後は、様々な業務に挑戦し、都政の発展のため、さらに業務に励みたいと考えています。
・定例監査
・監査終了後、報告書の内容について、監査対象局と事実確認
・事実確認後、局内で調整し、監査委員へ説明・質疑応答
・各会計歳入歳出決算審査
・審査終了後、意見書の内容について、審査対象局と事実確認
・事実確認後、局内で調整し、監査委員へ説明・質疑応答
・財政援助団体等監査
・監査終了後、報告書の内容について、監査対象団体及び局と事実確認
・事実確認後、局内で調整し、監査委員へ説明・質疑応答
・定例監査
・監査終了後、報告書の内容について、監査対象局と事実確認
・事実確認後、局内で調整し、監査委員へ説明・質疑応答