

都庁の仕事
(各局紹介)
生活文化スポーツ局は、都民の日常生活に密着した事業を行う局として、安全安心で豊かな都民生活の実現に向けた取組を行っています。
具体的には、地域活動・多文化共生の推進、法人の許認可、男女平等参画の推進、治安・交通安全対策、若年支援、消費生活の向上、私学振興、文化振興、スポーツ振興など、さまざまな施策を展開しています。
都民生活部では、幅広く都民生活の支援を行い、都民サービスの向上を図るため、共助社会の実現や地域力の向上、結婚支援、多文化共生の推進、都政及び都民生活に係る相談、NPO法人・宗教法人・公益法人の許認可、旅券(パスポート)発給の事務を行っています。また、男女平等参画社会の実現に向け、女性活躍推進の気運醸成やライフ・ワーク・バランスの推進に関する事業のほか、配偶者暴力(いわゆるDV)の防止に関する事業を行っています。
令和元年度東京都共助社会づくりを
進めるための社会貢献大賞受賞者
都民安全推進部では、都民の皆様が安全安心を実感できるセーフ シティの実現に向けて「治安対策」「交通安全対策」「若年支援」の各施策に取り組んでいます。
治安対策については、地域における見守り活動支援や子供の安全対策など地域の防犯力強化、特殊詐欺などの身近な犯罪被害の防止に取り組んでいるほか、交通安全対策については、自転車の安全利用、高齢者の交通事故防止などの取組を推進しています。
また、若年支援については、若者の不安・悩みに寄り添う相談事業や青少年健全育成地区委員会など地域との連携を深め、子供・若者の健やかな成長と社会的自立を支援しています。
安全安心を推進するマスコットキャラクター
「みまもりぃぬ」
消費者の生活を守るため、消費生活部では不適正取引を行う悪質事業者の取締り、商品の安全対策、品質・サービス表示の適正指導などを行っています。また、東京都消費生活総合センターでは、消費生活に関する相談対応や、ポスター・リーフレットによる被害防止のための啓発活動、暮らしに役立つ講座などによる消費者教育などを行っています。計量検定所においては、特定計量器の検定・検査、立入検査、計量に関する普及啓発事業などを行っています。
若者悪質商法被害防止キャンペーンポスター
都においては、私立学校に在学する児童生徒などの割合が、高等学校では約6割、幼稚園や専修学校では実に9割以上を占めており、私立学校は重要な役割を担っています。私学部では、東京都内の私立学校の振興のために、運営費の補助などによる教育環境整備や、就学支援事業を実施しています。また、私立幼稚園・小中高校・専修学校などに対する認可・指導等を通じて、適正な私立学校運営を促しています。
文化振興部では、東京都の文化振興施策に対して提言を行う「東京芸術文化評議会」を運営し、東京2020大会を経て、文化プログラムのレガシーやコロナ禍での知見や経験を踏まえて策定された「東京文化戦略2030」の実現に向け、様々なプロジェクトを通じて東京の芸術文化の魅力を世界に発信していきます。また、庭園美術館・江戸東京博物館・写真美術館・現代美術館・東京都美術館・東京芸術劇場・東京文化会館の管理運営や、東京都交響楽団への助成も行っています。
キッズ伝統芸能体験 謡・仕舞 お稽古の様子
撮影:菅原康太
スポーツ総合推進部では、東京2020大会の様々なレガシーをスポーツの分野に着実に根付かせるとともに、大会の成果をスポーツ振興に活かしていくための施策を企画・実施しています。各種スポーツイベントの実施、地域スポーツの振興、国際スポーツ大会の誘致・開催、パラスポーツ普及に向けた様々な取組等を通じて、スポーツフィールド東京の実現につなげていきます。
東京都スポーツ推進大使 ゆりーと
スポーツ施設部では、既存のスポーツ施設に加え、東京2020大会を契機に新しく競技施設を整備し、管理運営を行っています。これらの施設を大会後も都民の貴重な財産として有効に活用し、スポーツを中心に様々な目的で都民が集うことができる拠点として利用を促進するための取組も行っています。
東京アクアティクスセンター
CONTENTS
令和7年3月時点
大学時代、在留外国人の子供達の学校の勉強や日本語学習をサポートする活動をしていました。外国人が感じる言葉の壁を取り除き、必要な情報や支援を届け、相互理解を深めるための社会づくりに興味を持ちました。在留外国人の人口が全国最多であり、幅広い事業を展開する東京都において、語学力を活かし、生活や教育分野に携わる仕事をしたいと考え、東京都を志望しました。
自転車活用推進担当では、環境にやさしく健康にもよい自転車をさらに身近なものとするため、「GRAND CYCLE TOKYO」事業として、自転車に関する様々なイベントを企画・運営しています。なかでも私は、多摩地域における国際的な自転車ロードレース大会及び都民参加型イベントの開催に向け、気運醸成及び広報業務を担当しています。大会の認知度を向上させ、集客に繋がる効果的な企画を委託事業者とともに検討・実施しています。また、大学での知識や語学力を活かして、国際競技大会として国内外への発信に向けた関係者との調整業務を行っています。このように、スポーツサイクル等の自転車や地域の魅力を多くの方に届けることが私のミッションです。
自転車の活用促進・安全啓発を図るため、都内区市町村の事業と連携しバーチャルサイクリングやBMX体験会等のイベントを計20回実施しました。事前に地元自治体等のニーズを踏まえ、実施内容や場所を検討したり、様々な媒体を活用した周知を行いました。当日は、雨天により屋外イベントができないため、急きょ代替の実施場所や実施方法等について、主催者やイベント運営側と協議したこともありました。限られた時間や場所で、多くの方に体験いただく機会を確保するため、各所と調整・連携を行い、実施できたことが非常に印象に残っています。
東京都では、7つの分野をそれぞれ専門となる28の局が事業展開しているように、幅広い業務を経験できることが魅力です。私は教育庁から生活文化スポーツ局へ異動した際、業務内容はもちろん、事業エリアや関係者も大きく変わり、多岐にわたる分野で多くのプレイヤーが活躍していることを知りました。その変化を大変だと感じる時もありますが、視野を広げ、新たな知識を習得し、都民のニーズ等に柔軟かつ的確に応えられるよう成長したいと考えています。
出勤
メールやニュースをチェックし情報収集、調査回答
イベント企画概要書等の資料作成
昼食
担当内で情報共有
委託事業者との打合せ
企画内容の課題等について検討、庁内調整
退勤