PROJECT STORY

浜松町・竹芝エリア周辺
まちづくり

ハードからソフトまで、
様々な仕事がつながることで、
魅力あるエリアに生まれ変わる

INTERVIEW MEMBER

阿南 有香
交通局 資産運用部
資産活用課
2010年入都
松下 謙太
戦略政策情報推進本部
戦略事業部
特区・戦略事業推進課
2009年入都
越野 あすか
都市整備局
都市づくり政策部
土地利用計画課
2017年入都
島崎 大樹
産業労働局 商工部
経営支援課
2016年入都
関 恭子
港湾局 港湾経営部
経営課
2012年入都
小畑 かな
産業労働局 観光部
企画課
2013年入都

STORY

「空港へ行くための乗り換え地点」
「島に行くための玄関口」。
そうしたイメージが主流だった
浜松町・竹芝エリアが今、
再開発によって劇的に変わっているのを
ご存知でしょうか。
今回はその再開発に携わった6名の座談会から、
各局で行う事業がどのようにつながり、
このエリアにどんな未来を
つくりだそうとしているのかをご紹介します。
技術職、事務職にかかわらず、
東京都の未来の姿に挑んだプロジェクトです。

それぞれのフィールドで担う役割

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越野:都市整備局では、都市づくり全般に関わる政策の立案、道路や鉄道といった都市基盤や市街地の整備、宅地開発や建築物に関わる指導など、都市整備の計画から事業実施まで幅広い業務を担っています。その中で私は、都有地を活用したまちづくりを担当しています。

:港湾局で私が携わる施設計画担当は、東京港にある様々な場所の利用方法や、それを技術面で実現させるための検討などを行っています。

阿南:交通局の資産活用課は、交通局が持つ土地建物など資産の有効活用により局の経営を下支えしており、周辺まちづくりと一体となった再開発事業などの大規模な土地活用の企画や、そこに関係する民間事業者の方との調整などを担当しています。

松下:戦略政策情報推進本部で私の所属する先端事業推進担当では、都民向けスマートサービスを実現するための取組を行っており、都市OSと呼ばれるデータ連携基盤を構築したり、新技術を使った実証事業を行ったりしています。

島崎:産業労働局では、都内の観光業、商工業、金融業、農林水産業、雇用就業といった分野を支援しており、私は市場開拓担当として、産業貿易センター浜松町館の運営を行っています。

小畑:私も島崎さんと同じく産業労働局です。所属は観光部企画課で、MICE(マイス)と総称される、企業の会議や報奨旅行、国際会議、展示会など、ビジネスに関連して開催される各種イベントの東京への誘致推進を担当しています。

つながることで活気を生みだす

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越野:浜松町・竹芝エリアでは、都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)として、「豊かな緑、海、文化を実感できる、活気ある業務・商業等の拠点を形成」をコンセプトにして都が都有地を活用する事業者を選定し、今年「東京ポートシティ竹芝」が開業しました。

島崎:その40階建てとなる東京ポートシティ竹芝の1〜5階に、私たちが運営する産業貿易センター浜松町館が入っているんです。大体1500㎡の展示室が全部で4つあり、中小企業の見本市や展示会、販売会でも利用できます。柱がないのでセミナーの開催なども可能です。

松下:私たちは東京ポートシティ竹芝を含む竹芝エリアで、都市OSを構築したうえで人流データや気象データ、お店の混雑状況のデータなど、様々なデータを蓄積して、それらを組み合わせて活用することで新しいサービスを生みだす取組をしています。

:港湾局は、海を持った首都としての東京の魅力をアピールする一つの方法として、舟運の活性化に力を入れています。浜松町・竹芝エリアが再開発ですごく華やかに変わっていくのに合わせて、官民連携して水辺の賑わい創出に向けた取組を進めているところです。

阿南:私が携わっているのは西側のエリアです。「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」という再開発事業が進められており、その土地建物の所有権者として参画しています。この再開発は、広場など都市に潤いと賑わいをもたらす多様な機能の導入、駅から市街地をデッキレベルでつなげるなど、浜松町駅と周辺の市街地をバリアフリーに連結するというまちづくりとなっています。

小畑:皆さん、色々なことを行っているのですね。私の担当では、2020年9月に浜松町・竹芝に芝浦を加えた3地区からなるエリアを「東京ビジネスイベンツ先進エリア」に指定しました。会議施設・宿泊施設・商業施設などが集積するエリアが、MICEの拠点として複合的な機能を一体的に発揮することを後押しするための事業で、都ではエリアが提案するMICE受入環境整備への財政支援などを行っています。

東京ポートシティ竹芝

地域、民間企業と協力し合う

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阿南:この浜松町・竹芝エリアのまちづくりは、都市再生ステップアップ・プロジェクトを軸として進んでいますが、都有地活用という点での醍醐味を感じたのはどんなところですか、越野さん。

越野:まちづくりの方向性を検討し、実現に向けて民間の事業者の方々と一緒にやっていくところは、一つの醍醐味だと思いますね。今回は、交流の場となるスキップテラスのほか、浜松町駅から竹芝埠頭までつなぐような空中を歩ける歩行者デッキができる予定なのですが、それも民間の事業者の方が提案してくださったものでした。

島崎:歩行者デッキはまだ完全につながってはいませんが、現在は駅近くを出たところから産業貿易センターがある3階に直結しています。首都高を見下ろしながら歩けるようになっていて、お客様からの評判はとてもいいですよ。また、テラスには田植えができる田んぼがあったり、魚を入れた水槽があったり、地域の小学校の教育に使えるようなものもあります。

松下:そうした自然とは真逆ですが、私たちは東京ポートシティ竹芝を中心にセンサーを設置して様々なデータの取得を行っています。そして、そういった取組を広く発信していくために、組織一丸で連絡会の主催やセミナーでの登壇などを行っていますね。

小畑:発信は大事ですよね。浜松町・竹芝・芝浦エリアには、デジタルコンテンツ系やエネルギー系の企業が集まっていたり、羽田空港へのアクセスもいいので、それらを活かしたMICE誘致が計画されていて、都の政策連携団体である(公財)東京観光財団がノウハウの提供・助言等を行っています。舟運施設を有しているということも大きな特徴だと思いますが、今は具体的にどのようなことをしているのですか?

:多くの人に港を訪れていただくようにするため、民間事業者の方々と連携し、お台場やレインボーブリッジの景色を眺めながらの食事も楽しめる新たな小型船ターミナルを一昨年に開業しました。ふ頭にあるオシャレなカフェで海を見ながらお茶をして、ふと前を見たら船がある。じゃあ乗ってみようかと、舟運の活性化につながっていけばと考えています。

阿南:そうした次につながる良いスパイラルができるといいですよね。私が関わっている再開発事業には、交通局の大門庁舎が含まれており、再開発事業に参画することで単独で建替えることなく庁舎の機能を更新することができることが特徴です。再開発事業を進めるにあたっては、私たちだけではなく、地元の方や関係する民間事業者などとも考え方や進め方の合意形成を図りながら、よりよい建物づくり、地域づくりを目指しています。

日の出ふ頭にオープンした新施設「Hi-NODE」
東京ポートシティ竹芝でMICE誘致に関する打合せを行う

生まれ変わったエリアで次の未来へ

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:仕事をしていると調整などで大変なこともあったりするのですが、今の担当の仕事でやりがいのある部分はどんなところですか?

阿南:私の再開発の仕事ではとにかくまちの空間、機能をリニューアルするということが、我々を含めた権利者は当然ですが、街にとっても、そして何より地域の方々にとっても良いことだと考えており、様々な調整が一つ終わるごとにそこに一歩近づいていると感じられるのが日々の喜びですね。

島崎:東京ポートシティ竹芝のオープン日は感動しましたね。事務職だとモノができるという仕事はあまりないですから。建物ができて、お客様が入って、オープンできたんだと実感できた時が一番やりがいを感じられました。

松下:そうですよね。今後は、私たちの事業で先進的な取組も進めていきますし、このエリアが今後もっと賑わっていけば嬉しいですね。

小畑:私は、このエリアは「島への玄関口」という印象が強かったですが、皆さんの事業でどんどん盛り上がっていますし、寺社や庭園などの歴史的文化資源やエンタメ施設もあります。今後、そうした特徴を活かしたMICEの受入環境整備を支援することで、地域経済の活性化などにも繋がると嬉しく思います。

越野:私も小畑さんと同じで、島に行くための場所というイメージくらいしか持っていませんでしたが、今回の座談会を通して色々な事業がつながって魅力的な街になっていると実感できました。これから皆さんが行うソフト面での取組がどんどん発展して、より素敵な街になってほしいと思います。

:本当にそう思います。やはり海の近くって非日常な感じがして、ちょっと楽しい気分になったり、私個人として好きなんですね。そこがもっと賑やかになっていくことによって、海まで足を運んでもらえるようになったらいいなと思います。

阿南:この浜松町・竹芝エリアは、皆さんの仕事を通じて東京都を代表する街、拠点になっていくんだろうなと、さらに期待感が持てました。他のエリアでも、ぜひ各局の力を合わせてより良い東京のまちづくりを進めていきたいですね。今日は本当にありがとうございました。

※職員の所属等は令和2年12月時点の情報です。